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其の86

其の88




歴史game のお話 其の87


風柳斎さん
E-mail:
ventulus@po.net-ibaraki.ne.jp

松平リプレイ2.6・状況説明

 だいぶ間があきましたね。敗色濃厚になってしまったため、良い作戦を考えていたのです。
 まずは、予定通りに状況説明から。
 伊達家が長尾領に攻め入り、越後まで侵入しました。しかし、兵力をほとんど失っていなかった政景(長尾家大名)は、すぐさま反撃。伊達家を滅亡に追い込みました。
 その北側では、いつものごとく南部が拡大。戸沢や安東を滅ぼして、周辺を統一。すでに晴政の戦闘は最大の164に達し、騎馬特性はSになってます。
 長尾や南部の南側は、相馬が四城を有している意外、ほとんどまとまっていません。佐竹も結城も宇都宮も、しっかりと弱小勢力を演じています。
 武田も北条も全く動かず、その勢力関係は変動していません。上野には、関東管領上杉家が存続しています。長野業正や、剣聖上泉の力によるものでしょう。
 さて、重要なのは、こちら側ではありません。東は、それほど対した問題ではないのです。
 前回の後、すぐに毛利と大内が衝突しました。その結果、毛利が大内に降伏してしまいました。
 さらには、畿内から西に大勢力を築いていた細川家が、あっという間に大内に食いつぶされました。すでに細川家は伊勢の安濃津城と、志摩の鳥羽城の二城だけになっています。
 西で残っている大名家は、島津と肝付のわずかだけです。
 あと一つ、重要な役回りの国は、本願寺の跡を継いだ鈴木家です。鈴木は大内や長尾、土岐などとも同盟しています。これにより、鈴木の攻撃対象は、松平と細川だけなのです。
 鈴木が重要な理由の一つは、その所領です。能登から尾張まで、真っ直ぐに国をもっています。つまり、東と西を分けるベルリンの壁のようなのです。これを利用して、作戦を立てることにしました。
 しかし、作戦はまだおいておきましょう。現状説明が残っています。
 現在保有兵士は、大内36万・武田と鈴木11万・松平10万・細川8万・長尾と北条が5万ずつとなっています。
 残りの国は、4万から1万ぐらいです。
 細川がつぶされるのは時間の問題。その次に狙われるのは、間違いなく当家、松平。残念ながら、鈴木と大内の連合軍と戦って、勝算はありません。
 持参金なしでは、とても内応が成功しませんから。と言って、一度決めたルールを変える気にもなりません。と言うことで次回、この状況を打破する、大がかりな賭を行います。

風柳斎さん
E-mail:
ventulus@po.net-ibaraki.ne.jp

松平リプレイ2.7・作戦

 まず、ねらうは長尾家。なんとしても春日山以東の領土を占領します。西のいくつかの城は、あえて残しておきます。でないと、鈴木に接してしまいますから。
 今回の作戦、その目的は優秀な武将の確保にあります。長尾景虎、柿崎景家、南部晴政などと言った騎馬Sの武将をそろえれば、大軍を相手に出来るかも知れませんから。
 出来れば、鉄砲使いもほしいのですが ……それは無理でしょう。ちなみに、今の我が軍の武将は、全員鉄砲Eです。
 名古野城に四万ほど駐留させてありますが、これは全部北信濃に移してしまいます。これは、今ある領土のほとんど全てを捨てるということです。
 この領土放棄が、今作戦の賭です。
 今のままでは、間違いなく負けます。どんな戦い方をしても、とうてい持ちこたえられません。兵の全てを大内に向けたのでは、領土の拡大が出来ませんから、時間の問題になってしまうのです。
 よって、大内と戦わない作戦を考えました。もしくは、戦うことになっても、援軍を期待できる作戦です。
 いま松平は、尾張名古野城を最前線として、北信濃の飯山・志賀城まで領土をもっています。よって、南信濃まで、大内にとらせます。
 そうすると、武田が大内に接しますから、共同戦線をはることが可能になるのです。一国では勝てなくても、猛将ぞろいの武田が味方についてくれれば、あるいは互角の戦いが出来るかも知れません。もし武田が大内と同盟したら ……終わりでしょう。
 また北条と大内が戦うことも考えられます。そうすれば、大内とてそう簡単に関東まで出るわけには行かないはずです。
 以上が、一つの策。
 もう一つは、鈴木が大内のかわりに南信濃まで来た場合です。
 この場合、むしろ危機は薄れます。鈴木一国との戦であれば、そうすぐに負けるつもりはありません。武田も協力してくれるはずですから。
 なおかつ、それにより鈴木は滅びの道を歩みます。九州が統一されるのは時間の問題。そうすると、大内は東に向かうしかありません。
 しかし、前回いったとおり、鈴木は壁になっています。鈴木がある限り大内は東に出られません。
 ということは ……? そう、大内は鈴木にたいし同盟を破棄します。これにより、鈴木は松平と戦っている場合ではなくなります。時間が稼げるわけです。
 鈴木の優秀な武将を吸収した大内軍は、さらに強くなるでしょう。されど、その分だけこちらが強くなればいいのです。鈴木ががんばってくれている間に。
 目指すは、先ほどの騎馬Sの武将と、葦名盛氏・長野業正などです。優秀な将軍をもちさえすれば、大内との正面衝突に耐えられるはずです。
 この作戦がうまくいけば、国を保たせることが可能になる予定です。しかし、維持するだけです。とてもではありませんが、大内を滅ぼすなど今のところ不可能です。
 このままだと、前回と同じように、持久戦ですね。内応がないぶん、今回のが辛いでしょう。
 さてさて、統一できるのでしょうか。
 なお、良策を募集いたします。打開策がありましたら、掲示板のほうにでも書き込んでみてください。

風柳斎さん
E-mail:
ventulus@po.net-ibaraki.ne.jp

忠誠度に関して

 ちゃちゃお殿の、忠誠度のお話は面白かったです。
 拙者も以前から、あの忠誠度というものに不満を覚えていましたから。
 リアルな忠誠心を再現する方法としては、いくつかあります。初心者でも親しめそうなシステムから、マニアックなものまで。今回は、簡単な解決策を考えてみます。
 忠誠度の最大値を、個人ごとにもうけるのはどうでしょう。
 関羽や謙信の忠誠度は100まで上がりますが、呂布や久秀などの忠誠度は60ぐらいまでしかいかないとか。
 しかし、これには欠点があります。忠誠度60では、おそらく寝返りまくるでしょう。まるで三国志2のように(そういえば、三国志2では、呂布・張こう・魏延などは100でも寝返りましたね)。
 天翔記のように、寝返らせるためには事前の約束が必要という風にすれば、一回の戦争の間に何度も寝返ることはなくなりますが。
 そしてまた、うえの上限には、相性などの値が考慮されるべきです。相性が一つずれ得るごとに、最大値がいくつか下がるというように。
 たとえ忠誠心の固まり関羽であっても、劉備などの人物以外には忠義を誓わないということになります。
 なお、忠誠度の正確な数値は見えないほうがよいでしょう。これは、君主(大名)の能力(特に政治)の高低によって、把握できるように出来たらいいのではないかと思います。
 だいたい六段階評価ぐらいで忠誠度を見ることに仮定しましょう。0〜19がEで、20〜39がDという具合に。100がSです。
 この場合、君主が無能だと評価を間違える可能性があります。特に、相性がずれていたりすると、その武将と馬が合わないことで評価が下がってしまうのです。
 忠誠度A(90)ある黄忠を、韓玄はD(30)と勘違いしたりしてしまうわけです。これは、軍師の能力及び相性に影響を受けます。
 軍師が有能で、仲がよければ評価が実際のものに近づきます。無能で相性が離れているほど、さらに評価がずれます。
 軍師と君主が仲が悪かったとして、武将と軍師の仲がいい場合には、その武将の忠誠度が本来よりも高く表示されます。また、軍師と武将の仲が悪い場合には、低く表示されます。
  ……だんだん、簡単なシステムじゃなくなってきました。ここらで、やめましょう。
 なお、拙者が提唱した、忠誠度の確認システムには最大の欠点があります。
 CPUにそれをどうやって理解させるか。おそらく、アルゴリズムを作成する段階で、却下になるでしょう。

いたけんさん
E-mail:
itaken@net117.or.jp

RE:忠誠心について

 ちゃちゃおさん、風柳斎さん、忠誠心についての話なんですけどなんていうかこう自分の文章力のなさを思い知らされました。
自分の頭の中で描いてることを、自分ではなく他の人に的確に表現されたって感じです。ホントはちょっと違うんでしょうが、説得力の違いにより完全に納得させられてしまいました。

あとは、光栄さんが実現させてくれるだけですね。三国志6には間に合わないだろうけど・・・。そういえば、そのあとなんか情報はいりました?

FAさん

天翔記PK シナリオ1(33)リプレイ

1537年夏

「長尾晴景様、蘆名盛氏からの御使者が参られました。
 お会いになりますか?」

また来たか、これで2度目だ。

[実行]

蘆名盛氏「晴景殿、こたびの突然の訪問、ひらに御容赦」(会話文はゲーム中のもの)
長尾晴景「おお、盛氏殿。本日は一体、何ゆえにおいでになられた」
蘆名盛氏「両家の関係を、より親密なものにしてくだされ」

承諾すれば、佐竹領に攻め込むつもりであろうが。
そうはさせん。

[引き抜き]

長尾晴景「色よい返事はできぬな、ところで盛氏殿、長尾家に仕えぬか?」
蘆名盛氏「わしはこれでも大名じゃぞ、それを引き抜こうとは・・・」
長尾晴景「ふっ、失礼いたした、だが配下にならざる事、いつか後悔するぞ」

蘆名、佐竹を攻めず。

南部、蛎崎領、徳山へ侵攻。
蛎崎家は、当主蛎崎季広のみ。

<蛎崎家>
蛎崎季広(蛎崎家当主、178.172.174、騎鉄隊)255
一騎ではいかんともしがたいが、せめてもの騎鉄隊、役立ててくだされ。

<南部家>
南部晴政(南部家当主、158.186.166、騎馬隊)255
石川高信(南部家宿老、164.184.172、騎馬隊)255
南 長義(南部家宿老、170.170.164、騎馬隊)255
北 信愛(南部家家老、176.170.172、騎馬隊)230

蛎崎季広隊、南部晴政隊、石川高信隊、南長義隊、による猛攻にさらされ、全滅。
騎鉄は無力であった。(当たり前や)
1537年夏、蛎崎家滅亡。
蛎崎季広は、解放された。

毛利家へ秋月家からの使者、毛利家とは相性の良い立花鑑載(秋月家家老、158.170.152)。
秋月?

立花鑑載「お館様が、この芦屋真形を是非、元就様にと」(会話文はゲーム中のもの)
芦屋真形(あしやしんなり) 10等級
毛利元就「あはは、返答次第ではそれが儂のものになるわけか」
立花鑑載「われらと心を一にして憎き大内義隆に向かいましょうぞ」
なるほど。
ま、良かろう。

[承諾]

「毛利元就様、山名豊定殿達と(達と?)共同で尼子経久に当たる約束がありますがよろしいですか?」

それはまずいな。

[代案]

[友好を高める]

毛利元就「かような話をする前に両家がよく語り合い絆を深めるべきでは?」
立花鑑載「承知しましょう、手ぶらでは文種様に申し訳がたたぬ」
芦屋真形は?


風柳斎殿、仁礼殿のリプレイに煽られてしまいました。
再開させていただきます。

仁礼小一郎さん
E-mail:
nkuwae@southernx.ne.jp

大宝寺の野望1  第15回「武田と本願寺と」

大宝寺義氏じゃ。武田との同盟が切れた我が大宝寺軍。
武田は現在本願寺と我が大宝寺に挟まれた形になっている。
そこで、攻撃目標を武田に切り替えることにする。
武田はついさっきまで本願寺攻めに専念していたため、背後の守りはかなり薄い。その隙をつき、出陣。自ら兵を率い、無人の葛尾、上原、躑躅ヶ崎、深志の4城を落とす。そして一気に岩殿山、駿府、高天神、二俣、浜松城に攻め込む。守るは旧徳川家臣団。本多忠勝や服部半蔵、榊原康政らの猛攻に合い、少々苦戦したが、どうにか攻略に成功。
武田は同時に本願寺にも猛攻を喰らい、近畿の半分を奪われた。
これで武田の所領数は20余り。滅ぼされるのも時間の問題であろう。

しかし、何故武田は同盟を破棄したのじゃろうか?ろくな準備もせずに。
うーーーむ、謎じゃのう。
何はともあれ三国の力関係は狂い、大宝寺と本願寺の2大勢力の時代となる。しかし、今はまだ両家とも武田討伐が第一目標じゃ。
武田が滅んだとき、どれだけ有利に立っていることができているかで勝負は決まるであろう。
さあて、これからが正念場じゃ。心してかからねば...。

時は1597年。名門武田家は徐々に衰退し、大宝寺と本願寺の一騎打ちの時が近づいている...。天下は二人に絞られた。

次回「武田滅亡!そして...」に続く...。

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