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歴史game のお話 其の106
クリスタルロッドさん E-mail:g-kuri@ghr.co.jp 将星録 大内リプレイ 第5回
将星録 大内リプレイ 第5回
注)名馬と馬術書は先回配布済みのものです。 上記の賞与により主要武将の忠誠は100になり、結束の堅い家臣団を作ることができました。あとは機を見計らって毛利攻めを敢行するのみです。 ・・・それにしても百地の宮内卿って似合わねぇな(笑) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 波状攻撃−1565年12月 この年の9月から弘中隆兼が移動力修行に入り、これが済んだら一気に吉田郡山攻めに向かう予定だったのですが、なんとまあとんでもない好機がやってきたのです。 この年は全国的に凶作の嵐が吹き荒れ、なんとか我が領内の被害は防ぎ止めることができたのだが、毛利領内では不作となりました。しかし内政が行き届いているせいか、飢饉や一揆は起こらなかったようです。さすがは毛利、しっかりしておるわと感心していたところ、11月になって、とんでもないことをしてくれました。米相場の急騰に目を奪われて、商人が来た隙に兵糧を大量売却してしまったのです。これで吉田郡山の金蔵は4万以上の金がうず高く積まれましたが、兵糧は残り4000になってしまいました。またもや金に目がくらんだか毛利元就。わしが攻め落としてくれるわ、がっはっは。 ・・・なんだか弘中隆兼の霊が乗り移ったみたいだ(笑)。しかし彼は移動力の修行中。出陣できなくてさぞや悔しがっていることでしょう。
そうですかそうですか。しかし、適当にやって勝てるのですか?
それはまたずいぶんな言いようですね。彼らが聞いていたらどうするの?
はいはいわかりました。じゃあ山口城の大広間に行くことにしましょう。 ということでところ変わって山口城。戦支度をしている家臣達に弘中殿からの伝言を伝えると、
このままほかっておいて大丈夫だろうか。何だか心配になってきましたが、彼らはもう出陣してしまいました。それではこれから、大内軍の好き勝手戦記をお送りいたします(笑)。
我先にと出陣した大内軍ですが、広島平野に来た所で毛利軍が出陣してきました。今回は毛利元就、熊谷信直、穂井田元清の3将が迎撃してきました。これで吉田郡山城の兵糧は1000ぐらいになっています。予定通りこちらはどんどんぶつかることにします。
突出していた熊谷軍に突撃をかける大内義長。激戦の末、なんと熊谷を捕らえることに成功しました。
なんと我が軍に取り込むことに成功したのでした。続いて天野隊が果敢に元就隊に突っ込んでゆきます。しかし簡単に返り討ちにあい、名馬白石の力で何とか逃走できました。これも予定通りだと今度は陶軍が追い打ちをかけて、何とか元就を退却させることができました。百地はまだ戦場に到着してないので、次のターンに進むと、残った穂井田隊が大内隊に攻撃してきて、引き分けにはなったものの大内隊は人数が1000ちょっとになってしまいました。さて当初の予定では、 やられる→1ヶ月で山口城に帰る→すぐ出陣する ということになっていたのですが、大内義長は何を思ったか、
といって、ボロボロの軍勢を率いたまま山口城へ帰っていきました。そして残った穂井田隊の後始末は百地が長駆移動攻撃で済ませました。さあ、ここで陶の行動ですが、
そういって陶軍は百地が止めるのも聞かずに山奥へと入っていきました。まだ毛利軍は吉川元春などが出陣してきていたので、ここで軍を2つに分けるのは得策ではないのですが、陶はどうしてもと言って聞きません。それになんかこの展開は厳島の合戦を彷彿とさせて、危うい雰囲気が大内軍を包みます(笑)。 毛利家の番になり、市川経好隊があと一歩で支城に入れるところだった陶軍に襲いかかります。念のために後ろを向いておいたのが幸いして、何とか引き分けに持ち込みます。さらに吉川元春が南方の百地隊の方に進出してきました。その後方には吉川元長隊も出てきています。 次は運良く大内家の番になりました。陶軍は損耗が激しく、更に退路を断たれているために、後ろの支城に退くことにします。百地軍は吉川元春の横から攻撃をかけます。これはお互いに大きなダメージを与え合い、引き分けになりました。 さてここで山口城の状況です。先ほどやられた天野隆重が帰ってきました。
このまましゃべらせておくとワケわかんない事ばかり言われると思い、
姫が連れてきたのは現在手の空いている内藤隆春、吉見正頼、熊谷信直の3名。これに涼子姫と天野を合わせて5人で軍議をすることとなった。
早速出陣していく天野隊と涼子隊。後ろには内藤指揮の輸送隊がついてきています。そこに飛び込んできたのが百地配下の伝令。曰く、 「現在陶殿は山中の砦にて孤軍奮闘中。百地軍は吉川元春と互角の戦いをいたしております。それと吉田郡山の兵糧は完全に底をついたようです。」 ついに敵の兵糧が尽きたようです。ここから一気に吉田郡山を包囲したいところですが、果たして陶軍と百地軍は生き延びることができるのか、また包囲が完了するまで敵に商人が訪れないだろうか、以上の不安を秘めつつも、続きは次回のお楽しみ。(笑) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次回予告 ボロボロになった大内軍が進軍すると、そこには全国でも有数の堅城が立ちはだかっていた。城内は不気味な静寂に包まれているが、毛利はこれからどんな動きを見せるのか、そして、大内家の援軍は果たして攻囲に間に合うのか。そして毛利居城を落城させることができるのか。 次回将星録大内リプレイ「包囲」お楽しみに。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クリスタルロッドさん 将星録 大内リプレイ 第6回
将星録 大内リプレイ 第6回 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クリスタルロッドさん 将星録 大内リプレイ 第7回
将星録 大内リプレイ 第7回
そのころ吉田郡山城では、城内に待機していた武将7人中5人がいなくなったようです。何か怪しげな計略でもたくらんでいるのでしょうか。しかし兵糧は補給されず、軍勢の出撃はありません。 ついに2ヶ月経ちました。天野と涼子姫の軍勢が敵城の北と東に着陣し、包囲が完成です。「将星録」ではよほどのことがない限り、包囲してしまえばもう勝利は確定的になるのです。それで早速祝宴の準備をする武将たち。しかし・・・
なんだかんだいっても、結局弘中が来ると大内軍は統制が取れるようです。城攻めのプランもできて、いやがおうにも戦意は高まります。 また2ヶ月経って、内藤隆春の小荷駄隊が到着しました。大量の武器食料予備兵を連れてきて、これによりぼろぼろの陶軍と百地軍は完全に再編成され、いつでも戦える状態になりました。しかしまだ吉田郡山城には何千もの兵が残っています。あと何ヶ月したら攻め込める状態になるのでしょうか。 半年経ちました。さすがにこれだけ長期戦になると全軍の気がだれてくる頃です。そんなとき、毛利の魔の手が、
と、カラオケパーティー中の(笑)涼子姫の部隊を襲います。聴衆の兵士が混乱してしまっては歌っても面白くないのでしかたなく兵士をまとめようとする涼子姫。そこに弘中隆兼の予備隊が駆けつけ、1ヶ月でなんとか混乱は収拾できました。 それとは対照的に吉田郡山城では、毎月何千人もの兵士が餓死していきます。いや実際にはあまりの空腹に脱出してくるのを逃がしてあげてると思いたい所なんだけど・・(^^;) 一年経ち、城内の兵士が1000人を割りました。ここで弘中は諸将を集め軍議を開きました。
一月後、天野隆重が吉田郡山城に突入します。城を守るのは、本丸に毛利元就の500人、二の丸に吉川元春の243人の2部隊です。天野はこのうち吉川元春の部隊を全滅させなければなりません。勢いよく突入していく天野軍ですが、さすがに堅固さを誇る吉田郡山城とあって、二の丸の門を開き終わるのに12ターン消費してしまいました。 二の丸を守るは猛将吉川。しかし人数が少なく、我が天野軍を2部隊突入させて、あっという間に血祭りにできました。これで目的は達したのですが、少しでも城にダメージを与えるために、本丸への攻撃を試みます。 敵のターンです。本丸から毛利元就が一方的に弓攻撃をしてきます。なんとこのターンだけで2部隊全滅してしまいました。恐るべし毛利元就。 更に2部隊を二の丸に投入して本丸への門を攻撃します。しかしまだ門はびくともしません。本丸からは容赦なく弓が降り注ぎ、2部隊で1500人いた兵がたった67人になってしまいました。次のターンはこの小人数で門を攻撃し、あと少しで開門というところまでいきました。そしてこの67人にも500本の弓が突き刺さる・・・ 最終ターンになり、最後に残った750人の本隊で突撃をかけます。門が開いたところで時間切れとなり、天野は退却しました。 更に3ヶ月経ち、城内の兵士が204人になったところでいよいよ総攻撃です。今度は弘中が門を叩いてから百地が忍者技能で門を開くというパターンで、あっという間に本丸の門を開きました。ここで陶の部隊が突入して、本丸に放火。毛利元就を巻き込んで本丸が赤々と炎上します。ここで更に追い打ちをかけようと思ったら、
涼子姫の放火部隊が本丸に近づこうとするが、猛火に阻まれて果たせず、結局火事場の野次馬と同様になってしまいました(笑)。 しかしこれで本丸は焼け落ち、吉田郡山城はついに落城しました。 落城したときに城内にいた武将は毛利元就、穂井田元清、毛利輝元の3人です。彼らを全て捕らえて、総大将弘中隆兼の元に引き出されてきました。 まずは穂井田元清です。穂井田は、 「この首を持って末代までの武功とせよ、さ、早う」 と言っていたのに、弘中や天野が懸命に説得したところ、 「よかろう。では食い物を・・・」 と、あっさり前言を翻して大内の家臣となりました。 続いて毛利輝元の番です。名家毛利の御曹司ということで興味を持った涼子姫が説得に当たると、 「過去を捨てて大内家のために尽くしましょう」 と言って、あっさりと家臣になりました。 最後は毛利元就です。超大物を相手に、誰が説得しようかと思案していたところ、 「そちが元就か。良い面構えをしておるのう。」 といって大内義長がやってきました。ここで義長は、 「これから我が大内家は九州に進出することになる。今は兄のいる大友家とは同盟を結んではいるが、機を見て同盟を破棄して大友を滅ぼすつもりである。そちにとっても大友は宿敵であろう。どうじゃ、わしのもとで大友を滅ぼし、九州、そして全国制覇の仕事をしてくれんか?」 といって説得すると、元就は、 「義長殿に惚れ申した!義長殿のためなら犬馬の労も厭わぬ所存」 と言い、ついに毛利元就も家臣の列に加える事に成功しました。そして元就には、我が軍への忠誠を高めてもらうために、以下の賞与を与えました。 官位 正五位下 大蔵大輔(←従五位上 右馬頭から昇格) 家宝 兵装品 金陀美具足 3等級 医術書 医書大全 2等級 忍法秘巻 忍術書 10等級 軍記物語 陰徳太平記 8等級(←元から所持していたもの)こうして吉田郡山城は大内家のものとなり、また毛利元就も家臣に加えて、いよいよ大内家も大大名と言うべき陣容となりました。そして大内義長は山口城に戻り、吉田郡山城には涼子姫を城主に任命しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 次回予告 ついに大内家は九州に進出する。大友との同盟を継続しつつ龍造寺に挑む我が大内家を待ち受けるものは何か?そして毛利の降将たちの出番はいつになるのか? 次回将星録大内リプレイ第8回「(タイトル未定)」お楽しみに。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クリスタルロッドさん 将星録 大内リプレイ 第8回
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