風柳斎さん
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風柳斎の手記・第四幕外話「総力戦?」
今回は、独自の情報網をもった拙者、風柳斎が戦の様子をお伝えいたします。
北畠も斯波も本願寺とは同盟関係にありますので、戦前外交は無力。となれば、なんとか追い返すしかありません。
我が軍は鳴海城駐屯の兵一万五千が全て。敵軍は、総勢でおよそ五万。
斯波の将は脆弱なれど、本願寺の軍団は主力のようでござる。おそらく、越前を朝倉に奪われてしまったので、腹いせにこちらに来たのだろう。
鈴木三太夫(戦闘:106)をはじめ、松永久秀(知謀:95)、下間頼照鈴木重泰(共に戦闘60台)などがおります。
なお、北畠勢は三者とも50台。
ふむ ……この戦は、勝てませぬな。斯波軍などは、どうとでもなりましょうが、本願寺勢ばかりは ……。ここは、すぐに引き上げることを進言いたそう。
ここでぶつかり合えば、敵も味方も総崩れ。六角や土岐の介入を許しましょう。この場は、岡崎に引き上げ、再起を狙うべきかと。
「 ……だが、岡崎だけでは国がもたん」
ここで戦えば、我が軍はほぼ全滅。勝てたならば、願証寺はがら空きでしょう。されど、六角が控えている故、どのみち手は出せませぬ。
さすれば、もはや雇うことの出来る兵のいない我が軍は、立ち直ること出来ませぬ。一万八千の兵あらば、好機をうかがえるかと。
「 ………無念 ……」
松平軍は、二日後姿を消した。
「風柳斎殿。お久しゅう」
山本殿か ……大変なことになりましたな。
「どうしたらよいでしょう」
今後のことですな。こたびの戦にて、本願寺は壊滅的打撃を被るはずでござる。なれば、一度に願証寺まで奪い、兵を補充するべきかと。
「斯波、北畠、六角はどういたします?」
分かりませぬ。この戦が終わってみなければ。もし、こちらが動けない状態であれば、もはや打つ手は ……。
「 ……」
今川一万。本願寺二万。
今川の将は二人とも戦闘50台。されど、本願寺は ……先ほどと同じ陣営 ……。
織田信秀殿の騎馬隊二千五百は、対今川用に山に陣取った。残りの部隊は、岡崎城にて迎撃体制をとる。
なんと ……? 本願寺勢は、何故か信秀殿の軍を追いかけている?
……。では、清康公へ伝言を。
『そのまま信秀殿には、鬼ごっこをやらせてくだされ」
……今川勢は城攻めに来たのか。
まぁ、軽くあしらえるでござろう。
今川第一派、朝比奈はすぐに撃退。
うまくいっているようでござる。信秀殿は、本願寺勢を引きつけつつ騎馬の機動力を生かして動いている。
第二派、天野の軍も追い返した故、もはや今川勢はいない。
そして一月が過ぎた。信秀殿、ご苦労様です。
二度あることは三度ある ……。またか ……本願寺め。
また、信秀殿にがんばってもらおうか ……。
うむ、うまくいった。損害なしと。
……以下略。
のつもりが ……今回は、城に来おった。いよいよか ……。
しばらくは、城中を這わせた。壁登りが好きなようなので、あえて放っておいた。
やがて、本丸の目の前の壁を登った。そして、清康殿と山本殿が出陣。
防御のままならぬ壁の上で、鈴木重泰は退却の下知を下した。
続いて三太夫が同じ壁にあがってきた。少々おつむの足りない三太夫には、山本殿が流言を仕掛け、混乱の渦に落とす。
程なく三太夫を追い立てることに成功。
追記
いい加減にしてほしいです(笑)。
好戦的というのは、こういうものだったんですね。