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其の98

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歴史game のお話 其の99


ちゃちゃおさん
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chacha16@mug.biglobe.ne.jp

斉藤道三 第4回 その8

 第4回 その8 「一進一退」の巻

 中国侵攻をはかったものの、私の采配ミスにより逆襲にあって主力部隊が全滅してしまった我が斉藤軍。今回は建て直しをはかりつつ細川軍を撃破していこうと思っております。

1560年春 中国再侵攻
 細川に対する我が軍の最前線は尾張・美濃・越前・若狭。畿内もしくは山陰に攻め込める状況だが、前回の戦いで降伏した武将達は兵も配備されずに因幡・播磨などに滞在。
 今攻め込めば取り返せると思い、丹後・因幡に侵攻し5城を攻略。さらに南下して美作・播磨も攻略した。

 前回の崩壊劇に懲りた私は今回は鳥取城・姫路城を結ぶラインに鉄砲隊も含む鉄壁の防衛網を構築。細川領は中国地方と畿内を分断され、四国を介してかろうじて連結が維持されている状態になった。

 今回の戦いで武田の将などを取り返せたが、2度の降伏によりほとんどの者が足軽頭まで降格されてしまった。勲功を上げさせ精鋭部隊が復活するまでには時間がかかりそうだ。


1560年春&夏 細川の逆襲
 鳥取城・姫路城ラインの占領により中国地方と畿内を分離されU字型の領土になってしまった細川軍だが果敢に反撃してきた。

 まずは美濃攻め。780vs1050と戦力的にはそれほど差がないが伯耆の一件で懲りた私は籠城策をとった。
 ところが敵は手薄な城のみを狙って集中攻撃。5つの城を攻略され、信濃への侵略ルートもぽっかりと空いてしまった。

 続いて尾張攻め。450vs700と圧倒的に敵の方が優勢だが、暗殺・混乱・鉄砲を用いた効率的な防御を行い、わずか80の損失で敵部隊を撃滅。残念ながら那古屋城は攻略されてしまったが、敵戦力を減少させた我が軍の勝ちと言って間違いない状況だ。

 最後に美濃に唯一残った稲葉山城攻め。180vs370だが、我が軍は敗残兵ばかり。立花道雪を始めとする精鋭部隊に蹴散らされあっけなく落城し、斉藤軍は本国美濃を完全に失ってしまった。


1560年夏時点の勢力状況
 細川軍の兵が減ってはいるが、天翔記の兵力は上下動が激しいので参考にならない。兵力を消耗しつつも獲得した美濃を足がかりに越前・尾張・信濃・飛騨のいずれにでも攻め込める状況にある。
 対する我が軍も今回の戦いで獲得した鳥取城・姫路城ラインを拠点に中国・四国・畿内のいずれにも侵攻できる状況にあり、この後大規模な攻略合戦が発生するとみて間違いない状況だ。

武将兵力
細川821722890
斉藤681584340
結城34681750
  ※他にも九州・東北に若干の弱小勢力が残っています。


1560年秋
 領土を分断する鳥取城をうとましく思ったのか、細川軍は680の兵で攻撃。対する我が軍は685。なんなく蹴散らしてやった。

 これに対し我が軍は伊勢に侵攻。500vs650と敵の方が兵力が多いが所詮は烏合の衆。弱将に率いられた訓練すら行われていない兵を蹴散らして5城を獲得した。

 第2軍団が山陰で2城を攻略し、第4軍団が那古屋城を攻略した。第1軍団以外による記念すべき初攻略だ。

1560年冬
 珍しく静かだった。第2部隊が山陰で2城を攻略し、細川軍が信濃に侵攻して2城を攻略した以外、これといった動きはなかった。

1561年春 委任軍団大活躍
 多くの武将を配下にしたが忠誠度はがたがただし、兵もまだ与えていない状況。そこで第1軍団は徴兵と褒美を行うことにしたが、第2軍団以下が大活躍。
 まず美濃を奪還し、次いで第1軍団の精鋭も引き連れて(1060vs680)近江の5城を攻略。さらに山城・摂津にも攻め込み圧倒的な兵力差で両国を制圧、近畿地方の北半分は斉藤軍の物となった。


1561年春 細川の逆襲
 16城攻略という記録的な快勝となったが、これに対して細川勢も2度にわたり播磨に侵攻。訓練すら出来ていない弱兵中心の我が軍は姫路城などにこもったが、5城が陥落してしまった。

1561年春 突然の裏切り
 細川勢との合戦は、一進一退の状況にあるとはいえ、兵力・武将の能力で勝るようになった我が軍が有利な状況だ。
 3倍もの兵力差になった以上、いつかは支えきれなくなって細川軍は崩壊し、斉藤による天下統一が達成されるはずだと思われた。

 だがその時、東方で異変が起きた。東北北部まで侵攻したものの南部家の抵抗に手を焼いていたはずの結城勢が我が国との同盟を破棄して上野・武蔵の9城を奪ったのだ。
 備えの兵を一兵たりとも置いていなかった我が軍も迂闊だが、まさに絶妙なタイミングだった。

 両家が飛躍的に成長する原因になった斉藤・結城の蜜月の時代はここに終わり、細川・結城による挟撃へと情勢は変化してしまった。

 まだ細川との決着もついていない状況下、結城を討伐するだけの戦力が我が軍にあるのか?次回は最終話「勝敗のゆくえ」の巻です


61年夏開始時点の勢力状況

武将兵力
斉藤782295340
細川67911750
結城47781980
島津1954860

 斉藤が細川相手に優勢になってきましたが、いきあたりばったりで隙だらけの細川軍に対し、城にこもってしっかりと防衛する斉藤軍の差が出たのだと思われます。
 局地戦で敗れる事はあっても、全体的には勝利に近づいている・・・歴史ゲームの典型的なパターンの一つだと思います。

 プレイ時間350分(トータル1072分)

ちゃちゃおさん
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chacha16@mug.biglobe.ne.jp

斉藤道三 第4回 最終話

 第4回 最終話 「勝敗の行方」の巻

 突然の結城家の裏切りにより上野・武蔵を失ってしまった斉藤軍。まずは結城への対策が肝心ですが、幸か不幸か結城勢が関東平野一帯を支配する状況になったため、関東平野からの出口にあたる小田原城・沼田城の2城だけを守ればいい状況になりました。

 今回の作戦は、小田原城・沼田城をある程度の兵力で守りつつ細川勢を一挙に滅ぼしてしまうこと。その後、関東・東北・九州も平定し一挙に天下統一を成し遂げてしまおうと思っております。


1561年夏 進撃開始
 細川討伐を決定した我が軍。第1軍団で敵の主力部隊を叩きつつ、第2軍団以降に各地を占領させる作戦に出ることにした。
 まずは姫路城から出撃した部隊が備中に進撃(480vs260)。難なく敵部隊を撃破し、守備兵の全くいない中国地方が西に広がる事になった。

 一方、第2軍団以下は美濃・南信濃に残った細川の残党を撃破。織田信長など第1軍団の部隊の助太刀もあり、楽々と攻略できた。

1561年秋 畿内平定
 第3軍団・第4軍団が大和・河内を攻略。和泉・紀伊以外は全て我が領土となった。

1561年秋 やけっぱちの逆襲
 細川勢が河内、結城勢が沼田に攻めて来たが我が軍より兵が少ないため難なく撃破。
 圧巻だったのは沼田城攻防戦(800vs620)。関東・東北を平定しうぬぼれきった結城軍を、暗殺・鉄砲・騎馬突撃を交えた総力戦で圧倒し、3城を攻略してやった。

 細川勢に大和の空き城を2城攻略されはしたが、我が軍の優勢は火を見るより明らか。結城勢の進撃はぱたりと止まり、多数の城と兵士を失った細川勢は我が軍に食いちぎられるのを待つばかり。この時点で斉藤勢による天下統一は決定的になったと言えよう。
武将兵士
斉藤972656570
細川47671180
結城44711910
島津21571070

1562年 細川滅亡
 相次ぐ敗戦の結果、細川軍に満足な兵力など残っていなかった。兵力1000とは言うものの大半は雇ったばかりで訓練すら行われていない兵。そのような状況で我が軍に対抗るはずもなく、第2軍団以下が畿内・中国の細川領を次々と占領し、九州や四国にも斉藤軍が上陸。
 島津にも5城を奪われ春・夏だけで42城を失ってしまった細川軍は1562年秋、斉藤軍の降伏勧告を受け入れ臣下となった。

 なお、結城軍がわが軍より少ない兵力で上野に再度侵攻してきたが、完膚無きまでに蹴散らし3城を奪ってやった。


1563年 道三隠居
 細川軍の滅亡により、残された勢力は九州の島津と関東・東北の結城のみ。もはや第1軍団自ら戦うまでもないと思った私は道三以外の全武将を第2軍団以下にあずけ、第1軍団は何もせずに静観。
 期待にたがわぬ第2軍団以下の活躍により、関東・九州・東北の順にまたたくまに平定され、天下統一が達成された。
 統一直前に斉藤道三は征夷大将軍に就任。平民から天下人への立身出世という偉業がここに成し遂げられた。

 プレイ時間220分(トータル1292分)


++ リプレイ後記 ++
 プレイ時間は1292分、奇しくも三国志5での韓玄のリプレイ(1290分)と同時間です。しかし、韓玄のリプレイと比べると最初から最後まで平凡でしたし、そんなに長時間プレイしたという感覚もありませんでした。
 コンパクトで多種多様な事が発生する三国志5と、データ量が多く戦闘シーンを委任する事が多い天翔記・・・その違いがプレイ時間が同じでありながらまるで違う感触をえた原因だと思います。

 天翔記は全ゲームの中で三国志5の次に好きなゲームですしまぎれもない大傑作だと思いますが、戦闘シーンの単調さだけは改善の余地があるなと思います。「肝心な合戦だけは自分でプレイして他は委任」「途中までプレイして決着が見えてきたところで委任」といったやり方はわりと多くの方がされているのではないでしょうか?

 プレイ自体の話に移りますが、始めは難級でプレイしていましたがその時は地獄でした。まだゲームに慣れてもいないのに最高難易度でなんてやる物ではないなというのが率直な感想です。
 統一したプレイでは難易度は中級でしたが、こちらは東海統一・武田家滅亡・周囲の弱小勢力を撃滅・細川との決戦に勝利という具合に順調に進んでくれました。苦労せずにゲームを楽しみたいのなら中級ぐらいがちょうどいいかな?と思っております。

 細川家撃滅後、関東・東北・九州を残した状態で全ての武将を第2軍団以下に配属させ半分デモプレイのような状態にしたら、10分程度で統一してくれました。
 ほぼ用が済んだプレイの結末を簡単に見る事ができるのは天翔記の長所の一つだと思います。他のゲームでは「終了間際までプレイしたけど結局クリアーせずにやめた」という結果になりがちである事を考えると大違いだと思います。

 さて話は変わりますが、私自身の投稿ですが、天翔記の詳細な結果報告はこれだけにして、あとは(私にしては)短めにクリアーまでの経緯を報告する投稿をする事にしようと思っています。
 私自身、細かい結果報告を投稿するのは大変ですし、全く同一パターンで文章もそっくりな結果報告を5つも6つも載せても意味がないのでは?と思うからでもあります。
 20時間以上プレイした結果を2時間弱で整理して一回限りで投稿していく程度にとどめ、ゲームの分析や批評などの投稿を増やそうかなと思っております。

 ただ例外として、武田家でのなりきりモードでのリプレイ、姉小路での統一への挑戦、豊臣秀頼での統一挑戦などは長期にわたるリプレイの形で時々載せていくかもしれません。

 というわけでこれからもくだらない投稿をしばしばするとは思いますが、今後ともよろしくお願いします。
 ひまにまかせて書いただけの私の投稿を長期にわたって保存してくださる場所を作ってくださった管理人さんには心より感謝しております。

其の98

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